失敗しないバーチカルブラインドの選び方と心得

室内のインテリアで重要な部分でもあるカーテンやブラインド。遮光性を重視したりデザイン性を重視したり、機能や性能によっても選び方は様々ですよね。

ただ、デザインばかり重視して選んでしまうと、後々の生活に支障を来たす場合もあるので、毎日がストレスにならないようにカーテンやブラインドは慎重に選びましょう!

今回ご紹介させて頂く失敗談は、バーチカルブラインド(縦型ブラインド)についてです。

以前から憧れていたバーチカルブラインド。スタイリッシュでお洒落で、高級感もある!そんな先入観だけでバーチカルブラインドを選んでしまった私。選ぶ前にもっと勉強が必要だったと後悔しています。

決してバーチカルブラインドをお勧めしないわけではありません。生活スタイルに合った選び方をすることでバーチカルブラインドの性能を最大限に生かすことができると思いますので、今後の参考にしていただければ幸いです。

購入する前に注意することを私なりにまとめてみましたのでご覧ください。

  • ブラインドの横幅が長いほど、スラットの収納部分も大きくなるので注意!
  • 冷暖房器具の付近や風通しの良い場所では風にあおられて室内が丸見え!
  • ペットや子供がいる場合はスラット生地のほつれの原因に!
  • 出入りが多い窓へのバーチカルブラインドの取り付けには注意が必要!
  • 長すぎると配送が困難、またはエレベーターに入らない!
  • 窓の機能を損なってはいけない!

それでは、順番に説明していきますね。

 

 

ブラインドの横幅が長いほど、スラットの収納部も大きくなる!

この問題、使ってみるまで全然きにしませんでした。我が家ではリビングの窓にバーチカルブラインドを取り付けていますが、窓枠の内側にレールを入れるようにしました。

その方がスタイリッシュに見えると思ったからです。実に単純な理由で取り付けてみたのですが、そこに落とし穴が・・・

閉めている時は何も問題ないのですが、開けたときに問題が・・・

左側に収納される仕様にしたのですが、結構なスペースを必要とします。外にはウッドデッキがあり左側の窓からじゃないと出入りできないのですが、この状態だとスラットが邪魔で外に出る時に不便で仕方ありません。

ウッドデッキではBBQをするのが夢でしたが、出るのが億劫に・・・妻も洗濯物を干したり取り込むときも大変そうです。窓を全開にすれば難なく出れますが、スラットが風で煽られたり外に思いっきり飛び出して汚れたりシワができたり、大変な思いをしています。

これが分かっていたら開く方向を右側にしたか、ブランケットを使って枠の外に取り付けて収納の分を考えてレールを長くしていたことでしょう。(又は両開き)

ブランケットを使った例

皆さんも頻繁に出入りする窓への取り付けは生活スタイルをシミュレーションして設計することをお勧めします。

冷暖房器具や風通しの良い場所ではスラットが煽られて大変!

そうなんです、バーチカルブラインドは風に弱い!!我が家は吹き抜けでシーリングファンを回しますが、そんな風でもユラユラ揺れて、時には外が見えることも。

また、春先や秋ごろの涼しい時期に窓を開けて風通しを良くしたいと思っても、風で煽られてスラットがぐちゃくやになります。

特に夜は照明を点けていることもあり、スラットの隙間から室内が見えやすいため、涼しい風をリビングに取り入れたいと思っても窓を開けることができません・・・

せっかく大きな窓にしても、風を取り入れる事ができなくて残念です・・・

暖房器具やサーキュレーターなどが風も考慮してください。プライベートな空間にこだわる部屋であれば、カーテンにするのも一つの選択肢だと思います。

ペットや子供がいる場合はスラットのほつれに注意!

我が家には8歳と4歳の男の子がいます。大体想像つきますよね?走り回ってはブラインドに触れたり、かくれんぼで隠れたり・・・先ほどの風の件もあり、スラットの生地が結構ほつれています。

おそらく、ペットがいても同じ状況が考えられますので、その辺も考慮したうえで選ぶようにしてください。洗えるタイプのスラットもあるので、その様な生地はほつれに強いかもしれませんので、メーカーに確認するのも良いと思います。

出入りが多い窓へのバーチカルブラインドの取り付けは注意!

出入りが多いと考えられる場所への取り付けには注意が必要です。っと言うのも、バーチカルブラインドのスラットのボトムは、通常紐で繋がっています。(下記写真)

ボトム部が紐で繋がったタイプ

ボトム部が紐で繋がっていると、開閉する時やスラットを回転させる時に全部が同じ動きで動くので、とても扱いやすいです。スラットの角度も均一になるので、とてもスタイリッシュ。

でも、紐で繋がっているため、スラットの隙間から出入りするのは少し不便。と言うより困難でしょう。スラットも傷つくし、ボトムの紐に足を引っかける場合も。

紐が外せるタイプのバーチカルブラインドもありますので、場合によっては外して使うのもいいかもしれません。後から購入することもできます。(タチカワの場合ですが)

ちなみに冒頭でお伝えした我が家のリビングのバーチカルブラインドにはボトムの紐がありません。子供たちが引っかからないのは良いのですが、スラットが重なったりするため、まぁまぁストレスを感じます。

操作するたびに重なる・・・

スラットを操作する度に写真の様に重なるので、その都度手で直してます。基本的にはボトムコードがある状態のでの使用をお勧めしますね。

長すぎると配送が困難!またはエレベーターに乗らない!

宅配便で配送できる長さが決まってますので、最大長は要確認です。また、エレベーターを使用しなければ上がれないような高層階の方々は、エレベーターに入らない寸法であれば、場合によっては分割で取り付けたりしなければいけません。

1つの窓に対してブラインドを2つ付けるのは操作上も不便ですし、なによりお金がかかります。2mを1台買うのと、1mを2台買うのとでは当然2台買う方が高くなりますよね?

ですので、長さにも注意しながら選んでくださいね!

窓の機能を損なってはいけない!

これ、結構大切です。冒頭でもお話ししましたが、バーチカルブラインドの幅が長ければ長いほど、スラットの収納スペースを必要とします。

我が家では吹き抜けの明り取りの窓にもバーチカルブラインドを取り付けていますが、開けた時にスラットが邪魔で、窓1枚が隠れてしまいます。

僕も素人。周りにも経験者がいなかったので、こんな簡単なミスを犯してしまいました。

スラットを開けた時に窓3枚を奇麗に出したかったのに・・・なんとも不格好な状態になってしまいました。

レールだけ購入できますが、安いものではありません。これで我慢するしかないかな。

みなさんもスラットの収納寸法を確認して余裕のある取り付け方、レールの長さにしてくださいね。特に吹き抜けの窓など高い場所に関しては、操作用の紐も天井近くから垂れ下がることになりますので、邪魔にならない長さ、場所を決めてください。

以上が、実際に使てみて感じたことです。デメリットばかりに思うかもしれませんが、これは失敗例ですので、ちゃんと設計をすれば最高にお洒落で使い勝手のいいインテリアになること間違いありませんよ!!

おまけ失敗例

和室で使用しているプリーツスクリーン。凄くお洒落で使い勝手もいい商品です。光も入るし、夜は外から見ても奇麗!

でもね、巾木の寸法も考慮してくださいね(笑)あまりピチピチで寸法取ると、下まで降りませんよ~!

ま、こんなバカな失敗はしないと思いますが(笑)

最後までお付き合いありがとうございました!素敵な新築ライフを!!

 

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