内装は塗り壁がいい?それともクロスがいい?我が家はどっちもやってみた!

今回は室内の内装についてお伝えしたいと思います。

新築やリフォームをする際、内装はとても重要ですよね。ゆったりできるリビング、熟睡できる寝室。双方とも内壁にはこだわりたいところ。変な内装にしてしまうと、くつろぐどころか後悔というストレスの毎日を過ごすことになりかねません。

我が家では1階(吹き抜け含)のすべての部屋を塗り壁にしており、2階の各部屋は全てクロス仕上げにしています。特に塗り壁に関しては満足しているので、今回は塗り壁とクロスの2種類の内装で生活してみて感じた塗り壁のメリット・デメリットをお伝えし、現在内装で悩んでいる方々のお力になれれば幸いです。

塗り壁の素材や工法などはプロの方々が詳しく解説していますので、私は自分の感じた事をお伝えしたいと思います☆

 

さっそくですが、まず最初に塗り壁のメリットとは??

1、クロス仕上げとは違い、同じ模様にはならないので飽きがこない

2、クロス仕上げの部屋より調湿されている

3、夜は間接照明などで奇麗な影を演出できる(模様による)

4、高級感がある

5、自分でも塗れる(根気次第)

6、肌触りがあたたかい

っと、こんなところでしょうか。それでは1つずつ説明していきますね。

1、クロス仕上げとは違い、同じ模様にはならないので飽きがこない

クロスの場合、様々なデザインやカラーがあるので選ぶ楽しみがありますよね。部屋ごとに分けたり、また同じ部屋でも壁ごとに色を変えてみたり。選ぶのも悩ましいことだと思います。ただ、パターンが単調になりやすく飽きやすい点もあると思います。それに対して塗り壁は、同じ模様になることは絶対的に無く、模様それぞれが様々な表情を見せてくれます。朝の表情、夜の表情、光の当たり具合でも表情が変わります。それは真っ平らな壁でも同様で光の反射具合が違ったり、壁そのものの存在感が違います。その空間にいるだけで落ち着きますし、温かな気持ちになるのが塗り壁の最大の良いところだと私は思います。

2、クロス仕上げの部屋より調湿されている

塗り壁は調湿してくれるという話をよく聞きます。そして、私自身それを感じています。2階の寝室はクロスですが、冬場は乾燥気味で夏は湿度が高く感じます。それに比べて塗り壁は過ごしやすく、特に冬場は1階の和室で寝ると喉も乾きにくいし快適に睡眠できます。実際に湿度計を置いてみると、冬場では10%近く差が出ます。ただ、塗り壁の素材や地域によっても分かってくると思いますので参考までに。

3、夜は間接照明などで奇麗な影を演出できる(模様による)

これも塗り壁の特徴ではないでしょうか。パターンによっては間接照明で奇麗な影が浮かび上がります。スパニッシュやウロコ、くし引きなどでも奇麗な影が浮かび上がります。あえて影ができるようにデザインしたり、間接照明を設置したり。この技はクロスでは困難だと思います。間接照明を当てながら、くつろぎの時間を過ごすのも塗り壁の楽しみの一つと言えますね。

4、高級感がある

塗り壁は存在感がありますので、その空間にいるだけで高級感を味わうことができます。また、パターンによってもより高級感を醸し出すことができます。お洒落なレストランや居酒屋、料亭などでも塗り壁を使っているお店は多くいので、ちょっと気にして壁を見るようにしましょう。きっと存在感の違いに気付くと思いますよ。空間を邪魔せず、かといって控えめでもなく・・・パターンによって部屋のイメージを変えてくれるのも塗り壁の良いところです。↓写真は職人さんの手彫りです。こんなことが出来ちゃうのも塗り壁の素敵なところですね☆

5、自分でも塗れる(根気次第)

そうです、塗り壁は自分でもできます!でも、結構な労力を必要とします。我が家の1階部分は全て自分で塗りました。リビングが吹き抜けなので、そこはさすがにプロにお願いしましたが、キッチン、トイレ、和室、玄関など脚立で届く部分はすべて自分で塗っちゃいました。誰でも自由にできるし、すきな模様にできるのも塗り壁の良いところ。自分で塗ればクロスの半額以下で施工できますよ。あとは時間との戦いです、工期に迷惑にならない程度に頑張て下さい(笑)でも、仕上がりにこだわる方はプロにお願いしてくださいね!!

6、肌触りが温かい

塗り壁は触った感じがクロスの壁よりあたたかく感じます。なんというか、温もりを感じると言うか・・・無垢の素材を触った時のような気持ちというか・・・やはり自然の素材なので、私達の肌に馴染みやすいのだと思います。この温もりが気持ちに安らぎを与えてくれるんですよね。家でくつろぐには大切な要素だと思います。

 

とここまで私の主観でメリットを書かせていただきましたが、デメリットも記載してみます。

1、クロスより高価だし工期が長くなる

2、場所によっては割れなどでヒビが入る

3、砂や石を混ぜている場合、肌を擦るとメチャクチャ痛い

4、汚れが落ちにくい、または落ちない

5、リフォームが面倒

って、結構デメリットあるじゃん!!って思いますが、考え方次第だと思いますので、詳細を記載しますね。

1、クロスより高価だし工期が長くなる

価格に関しては施工場所や塗り壁の種類によっても変わってきますが、クロスよりも平米単価は2倍以上と思っていただいて良いと思います。工期は塗り壁の場合、養生をしてマスキングをして、割れ防止の下地処理をして、塗って、乾かして・・・クロスの倍はかかりますね。ただ、工期は現場監督が把握しているので我々が気にする事ではありません(自分で塗る場合は別ですよ!)気になるのは価格ですよね。でも考えてみてください。倍の値段で最高の壁を手に入れられるなら、安いと思いませんか?クロスと違い、いつも表情を変え、くつろぎの空間を与えてくれる塗り壁。高価であることがデメリットとなるかといえば、そうじゃないと僕は思ってます。

2、場所によっては割れなどでヒビが入る

これは塗り壁の宿命でしょうね。下地処理をしていても建物自体が伸縮するものですし、地震などでもヒビが入ることがあります。もちろん下地処理をして塗り物に割れ防止の繊維など混ぜる場合もありますが、それでも割れる時は割れます。これは仕方ないかなと。割れと言ってもわずかな割れですが、これも塗り壁の風合です。割れが気になる方はクロスをおすすめします☆ちなみにクロスもジョイント部分が割れたように開くことがありますね。これはクロスの宿命。温度が変われば素材も伸縮しますので、どこまで妥協できるかってところでしょうか。

3、砂や石を混ぜている場合、肌を擦るとメチャクチャ痛い

塗り壁の材質や形状にもよりますが、表面がザラザラしていると壁に肌をこすると結構痛いです。我が家では小石を3種類混ぜた壁にしており、皮膚を擦ると大変な事になります・・・何度子供たちが出血したことか(笑)最近は壁にぶつからないように走り慣れた子供達ですが、最初のうちは階段や通路でガンガン擦ってました(笑)小さなお子さんがいないご家庭では、気にする事ではないかもしれませんね。

4、汚れが落ちにくい、または落ちない

なんとなく想像はつくと思いますが、壁に付着した汚れは落ちにくいですね。平らな壁であれば直ぐに拭き取ったり軽く削ることで被害を最小に抑えることができますが、特にデザイン壁の汚れは落ちないですね。また、玄関の壁や照明のSW周りは特に汚れが付きやすいですが、長く住めばそれなりに味わいが出るのも塗り壁ならでは、と私は思って生活しています。下の写真は子供たちの仕業・・・スライムだったり、よじ登ったり・・・スライムはさすがに怒りましたよ(笑)

5、リフォームが面倒

これはクロスの手軽さには敵いませんね。クロスは部分的な張替が可能ですが、塗り壁は一面塗り替える必要があります。よって、塗り替えや補修、リフォームでは費用が高くつきます。場合によっては、下地のボードを解体してボード自体を張り直ししなければいけない事も。ただ、塗り替える理由も様々だと思いますし、そんなに頻繁に塗り替えるなんてことは余程の事だと思いますので、塗り壁に決める前から悩む事でもないと思います。最初からリフォームや補修を考えるのではなく、しっかりしたプランを立てれば問題ありませんね☆

 

以上が住んでみて分かったクロスと塗り壁の違いです。個人的には断然塗り壁をおすすめします!塗り壁の存在感は格別!くつろぎの空間を演出してくれること間違いなしだと思うので、是非前向きに検討してみてはいかがでしょうか。何度も展示場などで現物を見ることで納得いく内装イメージが沸くと思います。じっくり時間をかけながら検討してみてくださいね☆

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